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後ろ足で砂を掛けられた訳ではないが似たようなことも有るもんだ


今日本当に久しぶりで海釣りをしてきた、釣りを止めたつもりはなかったが最後の10年近く、あまりの忙しさに出る時間が無かったのだ、振り返ってみればいつの間にかずるずると長く海の釣りをしていなかったことになる。

釣りに行った5月15日の日曜日も2300人の入館者でにぎわっていた、外の屋台も結構な繁盛だった

実は今日が初めてではなく1週間前に向かったことは向かったのだが、飛んでもないアクシデントが有って結局釣りは断念せざるを得なかった、遠足前の小学生の様に胸を高鳴らせて準備して、長い冬の間に夢を膨らませた海のつりだった。

浜中の海岸へ撒き餌さのイサダを捕まえに行ったのは良かったのだが、籠いっぱいに捕まえて戻ろうかと思ったら4駆の軽トラックが砂にめり込んで動けなくなった。

ちょっと時間はかかったが、羽黒からランドクルーザーを呼んで引っ張り上げようとしたら、こっちも砂にめり込んで動けなくなってしまった、刻々と時間が経過して結局夕方の5時になってやっと、近くの農家の知り合いがトラクター用のあゆみ板を持ってきて助けてくれた。

脱出した嬉しさに万歳をしたが、もう釣りにゆくチャンスは失っていた、残念極まりない思いをぐっと飲み込んで、陽が落ちてゆく水平線を眺めながら、本当は今頃釣りきれないほどの海タナゴやメバルにアイナメが釣れていたはずだと恨めしかった。

今日の釣りは1週間前の雪辱戦だったが、その釣果の報告は少し先延ばしにさせて頂いて、砂にめり込んだ軽トラックを見ながら助けを待つ間に、10年前の出来事を思い出したのでそれをまず先に紹介したい。

ギンカクラゲが湯野浜温泉の海水浴場にいっぱい打ち上げられているという情報が有って、写真撮影のためにビックホーンに乗って出かけて行った、あれは秋のクラゲだから多分9月の末かあるいは10月に入っていたかもしれない。

これがクラゲかと思うようなまさに銀貨そのままの姿で海面に群れて漂っている、何でこんな姿になるのかクラゲの世界は不思議なことがいっぱいだ

これがクラゲかと思うようなまさに銀貨そのままの姿で海面に群れて漂っている、何でこんな姿になるのかクラゲの世界は不思議なことがいっぱいだ

湯野浜小学校の手前に公衆トイレが有ってその奥に砂地の駐車スペースが有る、そこの中ほどに車が海岸に降りてゆけるようにコンクリートで斜路が出来ている。

ビックホーンを4駆にして砂浜に乗り入れてさて、どこら辺が良いだろうと見渡したら、遠浅の波打ち際に1台のRV車が見えた、そばに二人の人影が有ってうろうろしている様は、どうやら車が砂地にめり込んで脱出できなくなったようだ。

近くに行ってみたら頼りなげな若い夫婦だった、ざっと見には22~3歳ぐらいか、奥さんと思しき女性は乳飲み子を抱いていた、こんな若者に買えるような安い車ではなかった、、、となると恐らくどこかのお金持ちの坊ちゃんじゃないかと想像した。

他には誰も助けに来る様子もないし、こっちも4駆だ引っ張り上げてやろうと持参のロープでつなぎ、クラクションの合図とともに車を動かした、、、これで楽に脱出できると見たのだが、黒塗りの立派なRV車はびくともしなかった。

広い湯の浜温泉海水浴場、黒いRV車が砂にめり込んでいたのはこのあたりだった、あの日もこんな風に潮が満ちてきた

一体どうしたことか何度かやっているうちに太いロープが切れてしまった、なんだか嫌になったが人助けの途中で投げ出すわけにもゆかず、ガソリンスタンドで牽引ロープを買ってきてもう一度引っ張ったら新品のロープがまた切れてしまった。

打ち上げられている木切れを集めてタイヤの下を手で掘り敷きこんだ、此れで上がるはずだったがびくともしなかった、次第に車体は深くめり込んで手で掘るのは限界だった、水族館に戻ってシャベルを持ってきて車体の下を大きく掘って木切れを敷いて今度はジャッキで持ち上げた。

それでも高級感に溢れる黒塗りのRV車はびくともしなかった、何をやっても何度挑戦してもダメだった、時間がたち陽も傾き引いていた潮が満ちてきて砂を押し戻し、掘った車体の下がまた砂で埋まり始めた。

可愛そうだがもうこれが最後のチャンスだった、駄目なら潮水に浸かるのも仕方がないだろう、、、と思いながら再びジャッキで持ち上げて、タイヤの下に木切れを突っ込み念のためと聞いてみた「4駆さ入れっだんだろうなー」。

そしたら何と「4駆ってなんですか?」と来たではないか、耳を疑った、奥さんと思しき女性が運転席を指さしながら「そういえば車屋さんがそこをどうとかするって言っていたじゃない」、、、と言う声が聞こえてきた。

「冗談ではないよ!こんな立派なRV車に載っていて「4輪駆動」も知らないなんて」、何が魂消たって言ったってこれはひどい、知らずに苦労していた自分がほとほと可哀そうになった。

「いいかこれが最後のチャンスだぞ、駄目なら終わりだ」と言い聞かせ、合図とともに一緒に動かしたら今度は嘘のように簡単に脱出できた、若い二人の運転するその車は牽引ロープを引きずりながらそのままスーッと砂浜を走りぬけて、降りてきたスロープをあがって駐車場に出て視界から消えてしまった。

それっ切りだった、あの夫婦も今は32~3歳にはなったはずだ、いい大人になって子供を連れて加茂水族館にクラゲでも見に来ているかもしれない、それにしても一体どこのどなただったものか、お金持ちの親に「初孫の誕生祝」にでも立派な車を買ってもらって二人で初乗りにでも来たのだろうか。

湯野浜を通ると思い出すことも有るが不思議と腹は立たないニヤリとなるだけだ、それは若いと言うよりも幼く見えた二人の顔のせいかもしれない。

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