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今年も始まった渓流釣り

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今年2度目の渓流釣りをしてきた、4日前の5月28日に行ったばかりだったがまた出かけたのは良い雨が降ったからで、この間結構釣れた思いが残っていて気がはやり、いそいそと同じ場所に向かったのだ。

昨日の雨はもう少し降って欲しかったが、雷交じりの荒れ模様が派手だった割に続かなかった、雨後の増水を期待していた横着釣り師にとっては、雨の降り方はイワナやヤマメが水具合しだいで釣果が決まる大事なポイントなのだ。

朝の4時半に目が覚めてさて夜の間にどのぐらいの雨が降ったのか、二階の窓から見下ろすと裏庭のあちこちに水たまりが出来ていた、さて沢水の方はどうか警戒心の強いイワナやヤマメが隠れ家から出て、盛んに餌を追うには十分な濁りになっているのかちょっと少ない気がしたが、何とか笹濁りが期待できそうにも見えるこれは行ってみる価値が有りそうだ。
2016,5,28イワナ釣り2 (1)

※4日前に釣った良いイワナは32cm有った、他にも似たサイズが2匹とヤマメが多く皆で20匹釣れた、手ごたえを楽しむため使っているハエ竿がみごとにまがる、これが堪えられない

 今日の釣りに、昨日の夜に見ておいた6,3mの極細のハヤ竿を初めて使ってみるつもりだ、もう20年以上も昔に秋葉原の上州屋で買ったものだが、これまで眺めているだけで一度も使ったことが無い、細すぎて調子が柔らかく早合わせの必要な渓流の釣りには向かないと見ていたのだが、もう多く釣るのは捨てている釣れた1匹の楽しみを大きくする方が性に合ってきた。

行こうと思っている大山川は昔と比べればすっかり河川改修が進んでしまって、流れの中に自然にできた深瀬や大石の上下のたたるみ、水面に張り出した柳の株の下など、木々の根元にできた隠れ家が多かったのだが比較にならないほど少なくなってしまった。

それに国道より上流に大きな渕が散在していて、ここでイワナや、ヤマメがアブラハヤやウグイの稚魚をふんだんに食べて、まるで養殖場で餌を食べたように成長していたのだ、こんなにいい条件の川は他には知らないまさに母なる川だった、目立たず時間をかけて少しずつ少しづつすっかり失われてしまった。

だが他の河川に比較すればいまだに魚は多いことも事実だ、今日は8本あるとされている支流ではなく本流でヤマメを釣りたいと思った、それでいつもよりも長い6,3mのハヤ竿を準備したという訳だ。

家を朝の6時に出て坂之下集落に車を止めた、まず今日の釣る餌を獲らねばならない、川に降りてカゲロウの幼虫をまずは50匹ほど捕まえて、竿を仕立てて釣って見た。
DSCN0081

※この人家の裏からいつも釣り始めている、人様の屋敷から釣るようで気が引けるがこんな所で結構なサイズが釣れる、今日は良いヤマメが釣れた。

 ここは人家が護岸の際に建っている、まるで人様の軒先から竿を出すようなものでこれは余りいい気持ではない、子供の頃どこかの家の庭になっている甘柿やスモモをもぎ取って食べたような、見つかったら一文句言われそうな少しの後ろめたさが湧いてくる。

写真で見る様に土手の上から見下ろしながら広がるポイントに竿を出すのだが、こんな楽な釣り場に意外なサイズのイワナが居て、これまで来るたびに良い思いをさせてもらっている。

水は思ったほど増してはいなかったが雨が効いて笹濁りで申し分ない、横着釣り師にはまずは上々の水具合だった、針はエサの大きさに合わせて渓流の7号、ハリスが0,6号、仕掛けの長さを長めにとって1,5mにした。

イワナ狙いならハリス1号を付けたのだが今日は勘の鋭いヤマメを釣りに来たのだ、少し弱気になって細いものを付けた、無理をしないでだませばこれで尺二寸のイワナでも何とかなるだろう。
DSCN0083

※あそこに見えるよさそうなポイントは、何度来ても魚信はない30年もかかって釣った記憶は1~2匹のみだ、魚にとってどこか住みにくいものが有るのだろう。

 二投目だったと思う渕頭の深みで目印が止まって水中に引き込まれた、素早く合わせてみるとこれが意外な良いやつだった、ヤマメ特有の鋭い突っ込みを繰り返して引き回していた、イワナではなくヤマメだとしたらかなりの大物の手ごたえだった。

慌てることはないこれが楽しみで釣りに来ているのだ,引くに任せながら時々ちらっと見せる姿にもしもヤマメだったらもうこれ1匹で今日来たかいがあると思った、無理をせず見事に曲がった竿を見る、竿の曲りも楽しみの一つだった。

護岸を降りて背中に背負ったタモを下ろして掬う、こんな作業がすべて釣りの楽しみの内だ、栢木(カヤの木)のタモに収まった腹の膨れた幅広のヤマメはざっと8寸から9寸の間、、、、か、もうこんな良いのは20年も釣っていなかった。

少し下って護岸の下で食いついた奴はイワナだったがかなりの大物だった、流れの中で身をくねらせて時々口を開いて針を外そうとしていた、上から見てざっと33cmと言うところか、とてもこの竿で持ち上がるような奴ではない、時間をかけて弱らせて静かになった所で、どこか降りるところを探して掬うほかない。
DSCN0973

※同居している甲斐犬の茶虎(チャコ)私の帰りを待っていてくれる、犬と言うものは何ともかわいい、これが居るお蔭で毎日6kの散歩も可能だ、茶虎は私の健康のもとだな。

 下流に誘導しながら降りるところを探したが、コンクリートの護岸は高くて切り立っていて降りるところが見つからない、どうにもならなかった、しかし急ぐことはないもっと下ってゆけば何とかなるだろう。

流れと一緒に下っても太いイワナは疲れを知らずに細竿を引き回している、水の中に倒れた木の枝に持って行かれた、、、まずい!と思ったら、竿が跳ね上がってきた、イワナはそのまま流れに消えてしまった。

針が小さかったせいでばらしたのだろうか、合わせが弱かったせいだろうか、ばらしたのは残念だったがこの勝負は私の負け彼奴の勝ちだ、まあいいいつかまたお手合わせ、、、と言うことも有るだろう。

9時まで釣って丁度エサの川虫が切れた、この辺が潮時だと思った納竿してまた次の雨を待ってきてみよう、
DSCN0974

※今日の釣果、太った26cmのヤマメが釣れただけでも来てよかった、今年は暖冬のせいか錆が取れて姿がよくなるのが早かった、こうしてヤマメが釣れるのは何年振りだろう。

今日のポイントは渕よりも瀬だった、その後移動するごとに釣れた11匹殆どがヤマメでイワナが2匹だけだった、ヤマメが釣りたくて来た今日の釣りは思いが叶ったしもういう事なしだ。

足は少し衰えたが釣る腕の方は全く落ちていない、こんな近くに良い釣り場が有る庄内の釣り人は幸せだ、海も渓流も釣り場に事欠かない。

2016,6,1

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