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日本ホタルカズラを知っているか?


このところしばらくブログの更新をしていない、体調不良ではないか?と心配してくれる方も居るようだが、この暑さにはさすがに参ってしまい何事にも億劫うになっていたのだ。

だれでもそうだが、若いころを思い出してみると夏の暑さは好きだったと思う、情けないが後期高齢者と言われてはもう駄目だ、寒さも暑さもひどく体にこたえる有様だ。

遠い昔のことだが夏休みには毎日自転車をこいで3kmほど離れた今野川まで魚取りに行っていた、田んぼに水を揚げるために川がせき止められて長い瀞場が出来ていた、川幅が20mぐらいで深さの平均で2mも有ったろうか、それが500mも続いていた。
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その時々で咲いた山野草を玄関前に並べている、毎朝5時には起きて水を与えて様子を見るのが日課になった。
  私が高校、大学の頃だからもう60年近く時が過ぎたが、あそこは魚が多かった、深く潜ってゆくと土手にごろ穴が有って、手を突っ込むと中にナマズが居た、毎日通っていつも柳の枝に5~6匹の大きなナマズを刺し通して帰ってきた。

たまには60cmもあるサクラマスや、鯉に出合うことも有って自転車の前にぶら下げて帰るのは嬉しかったものだ。

30度でも35度の暑さでも平気で出て行ったが、もうあんな芸当はできない昔を思い出して「おれも若いころは元気だったなー」と懐かしむのがせいぜいだ。

ところで今日は山野草の話をするはずだった、もう何年たったろうイワナ釣りを始めて10年も過ぎたころだったと思うが、そうすると昭和52年ごろにあたる、山野草に凝っていた知人から「館長、イワナ釣りに行くと山に何か花が咲いているだろう、少しで良いから採ってきてくれ」と頼まれた。
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上段の左端と下段の紅色がヤマシャクヤク、下段の左端がアズマ菊、マイズルソウや桜草、手を伸ばしているのは白山チドリ、頭が白くなり膝に手をあてて山野草を育てるいい年になってしまった。
 これが始まりだった、それまでは山に入ればイワナ釣りのことしか頭になかったが、そう思って見ているとイワナのいる沢筋や釣り場に急ぐ山の細道にも結構あちこちに花が咲いていた、根を痛めないように掘り取って草の葉に包んで持ってきては届けていたが「せっかくとって来たんだから少しは俺も育ててみるか」と見よう見まねで鉢に植えて育ててみた、すると次第に控えめな山野草の魅力が分かってきた。

それまで花は好きだったがジャーマンアイリスとか、ボタンやバラなど色が派手で花びらが大きく目立つものに目が行っていた、しかし野に咲く花を知ってからはもうほかの花はどうでも良くなった。花の色も大きさもみんな控えめな所に「わびさびの境地」を感じた。
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DSCF2466裏庭の花壇、これも隠居してからの楽しみで手を入れ花を咲かせている。いつも窓越しに数を数えているが常に30種を超す花が咲いている。

私もそれだけ年を取ったせいかもしれないが、花の魅力に取りつかれた誰しも次第に年を取り、すべての欲を切り捨てた最後に到達する「美の心境」が、山野草の人知れずひっそりと咲く控えめな姿だと思うのだが。

イワナ釣りのつれずれに出合った花も多かった、広い日本に数か所しかないと言われた幻の花トガクシショウマもまだ雪が残る谷川のそばに咲いていた、桜の花に似ているが何の花だろうと名も知らぬまま少しだけ株分けして持ってきた、30年も前になるが今なお4月にはいい花を咲かせてくれる。
トガクシショウマ

 

 
↑画像はトガクシショウマ

ヤマシャクヤクの群生に出合ったことも有ったし、沢に降りる途中の草薮にひょろりと伸びた1本のオミナエシを見たのはもう50年以上も前のことだ。

あれだけあったオキナ草もいつの間にか姿を消しずいぶん探し求めたが数年前、ついに山の放牧場の片隅に咲いているのに出会って感動した、周りにはアズマギクの群生が有ってそちらに目が行き、案内してくれた友人がここに有ると指さして初めて気が付いた。
アズマギク

 

 

 


↑画像はアヅマギク

オキナグサ

 

 

 

 

 

↑画像はオキナグサ
今は珍しくなったエビネ、ヤキンラン,ギンランも何度も出会っている、、ところで「日本のホタルカズラ」を知っている人はどれほど居るだろう、「ホタルカズラの小さな花が、、、」と歌にも出てくる様に、花の幅が2cmほどの小さく水がしたたる様に鮮やかなブルーで見とれるほどに美しい、、、。

中央がヒメシャガ、紅色がヤマシャクヤク、その奥の小さいのがアズマギク、右端が日本のホタルカズラ、、、目が覚めるようないいブルーだ、みな人知れず咲く野の花だ。
DSCN0964↑画像右は日本のホタルカズラ
 しかしいかんせん余りに花が小さくこれが草薮に紛れて咲いていたとしても誰も気が付いてくれない、細く頼りなげな蔓状にのびた茎のさきに小さな花をつける。

かっては日本各地に普通に有ったと言われているが、今ではまず尽きてしまったように見える、10年も前にわが家のほど近くに咲いていたものを育てて

いるが、増えもせず尽きもせず5月になると毎年可憐な花を咲かせている。

今日はその花を見て頂きたいと思って久しぶりに書いてみた次第です。

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