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イサダで釣れば面白い


5月15日の日曜日に海の釣りをしてきた、、、が、前に一度試みてアクシデントが有って断念したことは書いたが釣果について述べていない、あの日の釣りはどうだったのかをこの辺で紹介したい。

私の釣りはもう20年も前から大物狙いは捨てて、いわゆる2歳狙いに変わってしまった、せいぜい20センチから25㎝の、、、魚種は何でも構わないから何かが釣れて、自慢の庄内竿を見事に曲げてくれればもう何にも代えがたい幸せなのだ。

「何でも釣り」となるといかにして魚を目の前に集めるかだが、魚を呼び寄せるのに抜群の効き目が有る撒き餌のイサダがどうしても必要だ、捕まえに行って波具合で採れないことも有るがそんな日は釣りを諦める、兎に角イサダ有っての釣りをすることに決めている。

湯野浜温泉の前浜にも「イサダ」はいるが、20年前と違ってうんと少なくなってしまった、仕方なしにちょっと遠いが浜中海水浴場まで足を延ばして獲ってくるようになった。

IMG_49642 ※浜中海水浴場でイサダを捕まえた、この網と専用の籠はこの日を夢見て冬の間に暇に任せて作ったもので、思い通りの機能を発揮してくれた。

あそこは赤川の河口が近くプランクトンが豊富なせいか、いつ行ってもイサダは多い、しかし慣れない者には砂浜と言うとどこも同じに見えて適当に場所を構えるが、まさかイサダが自分の好みで場所を選んでいるとは思わない。

車を出て高みから広い砂浜を眺めて、どの辺にイサダが多いのかが分かる様になればベテランと言うことになる、しかしほとんどの方は考えなしに唯やみくもに掬っている。

砂浜も打ち寄せる波が沖に向かって出てゆくところと、入ってくるところが有る、同じに見える海岸線に入り江も有れば岬もあると言うことになる、でっぱりには砂が溜まり遠浅ができていてここがイサダの好む棲家になる。

波だっていつも同じ高さで打ち寄せるのでもなく、結構大きいの小さいのが交互にやってくるが、イサダは大きい波が打ち上げる一番上の砂の中浅く潜って隠れている。

いつも波が行ったり来たりするような下の方には居ないのだ、まずその辺を素人はまちがえて居ない所で頑張ってしまう事になる、私ぐらいのベテランになれば簡単にその日に使うイサダは獲れるが、素人さんには難しいようで1時間かかってもなかなか思うようには獲れないものだ。
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※老眼が進んだ今は小さなイサダを針に付けるのは一苦労だ、メガネをかけて大き目のイサダを探して、小さな針に3匹をぶら下げて撒き餌の中に投入してやる。

獲れたイサダは少し湿り気のある砂に混ぜて、通気のいい籠に入れると長く生きて良い撒き餌になる、生きていてこそ魚が隠れている岩の下や、遠くまで泳いで行って魚を目の前に呼んでくれるのだ。

今泉の港には水族館の採集船が置いてあって、今ではクラゲの採集に活躍しているが、新しい水族館は港に近くなって船を出しやすくなった。

この船に乗って磯のすぐ先の魚のいる場所までいって錨を二つ入れて船を固定する、船を思い通りに止める作業がなかなか難しい、その日の風向きと波の具合を見てどこに錨を入れるのかが見当つかないと自分の釣りたいところから離れてしまう。

魚は意外と狭い範囲に居ついているのでぴたりと思い通りに船を止めるのは釣りの第一歩になる、15日は静かな良い波具合だったが難を言えばダシ風(東風)が強く水が澄みすぎていた。
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※最初の投入で良いアイナメを釣った後藤さん、手首を返して竿を立ててこらえても2度3度と竿先が絞りこまれる、、、と思わずアーっと声が出る、これが釣りのだいご味だ、釣りの楽しみを突き詰めれば竿の曲りに行き着く、よく曲がる竿で限界を感じながら遣り取りをすれば極楽浄土にいる境地になれる。

 

船の上から4m底の重なりあった岩がよく見えていた、タナゴやメバルが数匹でも見えればしめたものだが魚の姿はどこにも無かった、同行した飼育係の後藤さんに「まず何もしないで15分イサダを播け」と指示した。

釣りと言うものはあわてて竿を出すようでは釣れないものだ、さんざん撒き餌を喰わせて魚が我を忘れて餌を追うようになってから竿を出すと、少々逃げられても散らないで食いついてくる。

15分たっても1匹の魚も寄っては来なかった、こんなはずではなかったのだが、、、、これだけ播けばタナゴやメバルが群がってくるはずだった「駄目だよだから20分撒き餌をしてくれ」、、、、しかし同じだった。

もう待っても仕方がない昔使ったカーボンの3,6m極細の中通し竿に0,8号のハリス、針はイサダの4号にして錘は大を1個。

1年寿命のイサダが世代交代してすっかり小さくなった中から、大きめのを選んで3匹つけて後藤さんに渡した、底まで落ちたエサが岩に引っ掛かったようで、細い竿が大きく曲がっている、「岩掛かりした」と声がした。

なにも釣らないうちからもう岩を釣ったのか、、と見ていると、おかしなことに竿が曲がったまま持ち上がってきた、、、様に見えたが、急に竿先が絞りこまれた。
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※10年前に作って置いた矢竹の庄内竿が見事に曲がった、良い形の、、、とは言えなかったが欲張っては罰が当たる、これが入れ食いとなったのだからやっぱり釣りは最高だ。

もぞもぞと重い引き方から察するに結構良い形のアイナメが掛かっていると見た、浮いてきたと見えては何度も引き込まれて、底岩の下に持ち込まれそうだった、見事に竿が曲がっていた「そのまましてろ!写真撮るぞ」

浮いてきたのはやはりアイナメで36cmは有る、太った旨そうな奴だったさざ波の上からだと見えなかったが、イサダの撒き餌が効いてまずアイナメが底に寄っていたのだ。

この釣り方は、砂に混ぜたイサダを一掬いポイントに投入して、2mも沈んだところに釣る餌を入れてやる、撒き餌の中で群がって餌を追っている魚が、警戒しながらもついついごまかされて喰ってしまうのだ。
庄内の磯釣り-014

※コアミによく似ているがイサダは小ぶりでずんぐりしている、これほど効果のある餌は他に知らない

その後は入れ食いにメバルが釣れ始めた、いつの間にか近くに寄っていたのだ、もう少し大きいとスリルがあるのだが、欲を言えばきりがない。

何年ぶりかの海釣りで小ぶりとは言えメバルが入れ食いになったのは、釣りを趣味に持ったことを感謝すべきだろう、夕方の5時半納竿までに釣った数は36cmのアイナメと27cmのタナゴ1匹づつにシマメグリ数匹を除いても50を超えていた。

撒き餌をしながらの釣りのせいで、釣るほどにメバルの数は増えて行った、船の下に見える魚影はすでに数えきれないほどだった、宝の山を去るのは実に心残りだったがもう閉館時間はとっくに過ぎていた。

今日の釣りが水族館の展示用で生かして帰るのでなければ、もう1時間もやっていたかったがまずは仕方ない。

水平線を真っ赤に染めながらしっとりと曲がる庄内竿の先に、沈む夕日を見ながらの釣りは実にいい風情が有るのだ、至福の時はもうすぐだったがそれはこの次の楽しみにとって置くことにしよう。

 

 

 

 

 

 

 

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