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飯豊町中学校で講演をしてきました

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中学校で私が何かを話して聞かせるという場面はめったにない、どうも子供の反応が大人と違っていて話していることが、理解してもらっているのかが分かりずらく、自信を持っての話が出来ないからなるべくどなたか別に方のお願いして頂いていたのがその理由だった。

私は人前に出るのが実に苦手で気が小さくいつも緊張してしまう、そうは見えないらしいが本当にそう思っている、私だけでは無いのかも知れないが話していることが会場に伝わったな、、、と思う場面があると、その後の自分に自信を与えて喜んでいただけるいい講演につながる。

白鷹町に有るアユ茶屋で一休み、天然のアユを食べようとしたが全て養殖ものだと言われた、繁盛すればヤナで取れた天然ものでは賄いきれないのだろう

白鷹町に有るアユ茶屋で一休み、天然のアユを食べようとしたが全て養殖ものだと言われた、繁盛すればヤナで取れた天然ものでは賄いきれないのだろう

 

羽黒に有る我が家から車で2時間半、アユの簗場で有名な白鷹町、そして長井市を通りやっと着いた飯豊町中学校は山裾に建っていて自然に恵まれたいい場所にあった、建物もそう新しくはないがどっしりとした立派な作りで、入った所に柔道と、吹奏楽で県大会で優勝したと誇らしげに展示してあった。

飯豊町中学校、静かなたたずまいの中にどっしりとした建物があった子供が学ぶにはこんな環境が一番適している、ノーベル賞の下村先生もそんな環境で育ったと語っていた

飯豊町中学校、静かなたたずまいの中にどっしりとした建物があった子供が学ぶにはこんな環境が一番適している、ノーベル賞の下村先生もそんな環境で育ったと語っていた

 

辺境に近い位置に有りながらも自信を持って全校を上げて学んでいることが伝わってきた。

大きな体育館で前に並ぶ生徒さんに話したが、みなさんが真面目に一生懸命私に話を聞いてくれた、私の語る加茂水族館の50年に及ぶ苦労の経営は、13歳から15歳の生徒さんにどこまで理解していただいたのか,やはり中々分かりずらい印象を持った。

 

かえって時々声が上がるのが先生方の席からで、そちらの声に励まされて1時間と10分楽しみながらも話すことが出来た。

「まあたまには大人でなく子供の前に立つのもまた良いなー」、自分の60年前を重ね合わせて思い出に浸りながら、この子供たちが大人になって「挑戦する人間になってくれ」と云ったことでも思い出してくれたら、、、、そう思うだけで幸せな気持ちになれる。

長岡秀雄さんの自宅に有った茅葺屋根の離れ、彼は自分だけここで寝ていると語った、さぞかしいい眠りにつけそうな粋なつくりだ

長岡秀雄さんの自宅に有った茅葺屋根の離れ、彼は自分だけここで寝ていると語った、さぞかしいい眠りにつけそうな粋なつくりだ

 

飯豊町にはもう一つ楽しみがあった、キリスト教独立学園高校の一つ後輩にあたる長岡氏に会えるのだ、お互い長く会っていなかった、おととし職場に訪ねてきてくれたがあの時、顔を見ながらどこのどなたか思い出すことが出来なかった。

 

名乗られても半信半疑な気持ちだった、17~8歳の高校生が72~3の白髪の老人になって現れたのだから「浦島太郎の伝説」が目の前で起こったようなものだ。

その長岡さんのお孫さんが中学校に通っているとか、そんなご縁で依頼され出かけることになった次第だった、中学校に行く前に彼の自宅を訪ねてみた、やはり山裾の静かな一角に彼の家は有った。

ごく普通の住宅を想像していたが全く違っていた、風情のある手入れの行き届いた庭にいまどきまずらしい「茅葺の家」が離れとして立っていた、きれいに刈られた緑の芝生、山からでも水を引いたのか手頃の池には錦鯉が泳ぎ、取り囲むようにして庭木が配置されていた。

石と手入れのされた木が絵になる、緑の芝生も効果的だった、実にいい庭だ今時こんな落ち着いた和風な庭園を持つ家は少なくなってしまった、左が母屋。

石と手入れのされた木が絵になる、緑の芝生も効果的だった、実にいい庭だ今時こんな落ち着いた和風な庭園を持つ家は少なくなってしまった、左が母屋。

 

彼にこんな趣味があったとは、、、びっくりした、庭を眺めながら茶をいただき、しばし独立学園時代過ごした思い出を語り合って楽しかった。

 

私はあのころからいたずら坊主だったが彼の話にギクッとさせらて、遠い昔にした悪さを謝る羽目になった。
全校あげて杉の木の下刈りに行った時だった「雨が降ってきたと思って見上げたら高い木の上から村上さんが小便をしていた」「下で休んでいた菅野と自分に降り注いできた」といった。

確かにその覚えはある休み時間にブナの大木に登っていたら、二人が知らずに来て根元で腰を下ろして休んでいた、そこで青空から雨が降る事態を起こしたのだ。

「いやそんなことが確かにあったな、申し訳ないことをした」と謝やまった。

平成27,9,3

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